「鍼灸院の新規集客が思うようにいかない…」
「今月は予約がガラガラで、この先どうしようかと思うと夜も眠れない…」
鍼灸院経営に不安を感じたとき、多くの鍼灸師さんが最初に考えるのが
「よし!とりあえずインスタ(Instagram)を頑張ろう!」というSNS運用ではないでしょうか。
しかし、数多くの治療院経営を見てきた私は、その順番は少し違うと思っています。
SNSは確かに誰でも無料で始められますが、実際のところ、「SNSさえ頑張れば集客できる」ほど甘い世界ではありません。
今回は、ベストセラー作家である永松茂久さんの著書『喜ばれる人になりなさい』から得た気づきを交えながら、
個人鍼灸院がSNSに逃げる前にやるべき「本質的な経営改善」について、分かりやすく解説します。
【1】多くの鍼灸師が陥る「SNS集客の罠」と残酷なリアル
インスタやスレッズなどのSNSは、スマホ1台あれば1分でアカウントを作れます。無料で始められるため「参入障壁」は極めて低いです。
しかし、「参入障壁が低い」ということは、裏を返せば「ライバルも無限に湧いてくる」ということを意味します。
あなたのエリアの競合院も、間違いなくインスタをやっていますよね。
ちなみに…!個人で戦う鍼灸師が、SNSで直面する現実には以下のようなものがあります。
1.「資金力」を持つ大手との圧倒的なクオリティ差
大手の鍼灸整骨院グループや資本のある競合は、プロのデザイナーや運用代行会社を外注し、デザインの凝ったリール動画や洗練されたフィード投稿を毎日大量に投下しています。個人の鍼灸師が日々の施術の合間にスマホでポチポチ作っている投稿が、彼らの「プロの仕事」に埋もれてしまうのは当然の結末だと思います。
2.準備に時間を取られすぎて施術がおろそかになる本末転倒
「リールにテロップを細かく入れなきゃ」「トークの台本をしっかり書かなきゃ」と、鍼灸の施術をしたいのに、インスタ運用自体が本業のようになっていませんか?そんなに労力をかけても、1フォロワー増やすのがやっと……というケースは珍しくありません。
3 新しい人に届かない「アルゴリズム」の壁
近年のSNSの仕組み(アルゴリズム)は、ユーザーが過去に「いいね」をしたアカウントや、興味関心のあるジャンルを優先して表示するようにできています。
つまり、「あなたの院の存在すら知らない、近所の新規顧客」にあなたの投稿を届けるのは、想像以上に難易度が高いのです。
集客がうまくいかないからといって、いきなりSNSに飛びつくのは、私は、得策とは言えまないと思います。
【2】うまくいかない時ほど立ち返るべき「誰のため?」という問い
「SNSを更新しても意味がないなら、一体何をすればいいんだ!」と焦る気持ちは痛いほど分かります。
でも、経営が行き詰まりそうな時ほど、私たちは一番大切な問いに立ち返らなければなりません。
それが、「私は、誰のためにこの院をやっているのか?」という視点です。
私がこの大切さに改めて気づかされたのは、永松茂久さんの著書『喜ばれる人になりなさい』を読んだときでした。
本書のなかで、永松さんのお母様は幼少期の彼にこう繰り返し伝えていたそうです。
「人からどう思われるかではなく、人に喜ばれるような存在になりなさい」
この言葉は、治療院の経営においても完全に本質を突いています。
集客がうまくいかない時、私たちの頭の中は「どうすれば新規顧客に来てもらえるか(=人からどう思われるか、どう集客するか)」という自分本位の都合でいっぱいになりがちです。
しかし、本当に考えなければいけないのは、「どうすれば、今目の前にいる患者さん(お客様)に、もっと喜んでもらえるのか?」ということ。
ここを忘れて小手先のテクニックを学んでも、経営の軸はブレていく一方です。
【3】対処療法 vs 根本治療|集客テクニックに依存するリスク
鍼灸師であるあなたなら、「対処療法」と「根本治療」の違いを誰よりも理解しているはずです。
たとえば、ひどい肩こりを訴える患者さんが来院したとします。
ガチガチに硬くなった肩の筋肉だけに鍼を打って「はい、終わり」とするのは一時的な対処療法にすぎません。
なぜ肩こりが起きているのか、姿勢や生活習慣、骨格の歪みといった「根本的な原因」を解明しなければ、その患者さんは一生肩こりに悩み続けることになります。
実は、治療院の集客や経営も、これとまったく同じ構造をしています。
| 比較項目 | 集客の対処療法 (テクニック依存) | 集客の根本治療 (本質アプローチ) |
|---|---|---|
| 主なアクション | ・インスタの毎日投稿 ・「初回〇〇円引き!」などの 安売りキャンペーン | ・既存のファン患者の徹底的な分析 ・リピート率を下げるボトルネックの解消 |
| 得られる結果 | 一瞬だけ新規の予約が入る | 来院した患者がファン(リピーター)になり、紹介が増える |
| 経営の安定度 | 常に新規を探し続けなければならず、精神的に疲弊する | ファンに囲まれた「長く愛される鍼灸院」として安定する |
ネット上の「バズる投稿の作り方」や「最新の広告集客ノウハウ」は、ただの対処療法にすぎません。
リピートされない仕組みのまま(=バケツに穴が空いた状態)で、いくらSNSで新規を呼び込もう(=水を注ごう)としても、労力とお金が流れていくだけです。
小手先のテクニックではなく、経営の「根本原因」を見極めることこそが、長く愛される院を作る唯一の近道ですよ^^!
【4】患者さんに喜ばれ、リピートされ続ける院になるためのファーストステップ
では、具体的に今日からどんなことを始めればいいのでしょうか?
それは、「自分が提供したいもの」ではなく「患者さんのお悩み」から逆算することです。
よくある失敗例:技術先行
「新しく美容鍼の素晴らしい技術を習得したから、このメニューを全面的にアピールして集客しよう!」
これは施術者側の都合です。これでは患者さんに響きません。
成功するアプローチ:顧客の悩み先行
「最近よく来てくれる〇〇さんは、夕方になると目がかすんで頭痛がすると悩んでいる。新しく学んだあの技術を使えば、〇〇さんの疲れ目と頭痛をすっきり解消して喜んでもらえるかもしれない!」
まず「お悩み」があり、それを解決する手段として「あなたの技術」があります。この順番を徹底するだけで、患者さんへのカウンセリングの深さや、提案の響き方がガラリと変わります。
まずは、今来てくれている患者さん、あるいは過去に喜んでくれた患者さんのお悩みを徹底的にノートに書き出してみてください。そこに、あなたの院がこれ以上集客に困らなくなるためのすべてのヒントが眠っています。
まとめ:SNSを頑張る前に、あなたの院の「ボトルネック」を整理しませんか?
集客がうまくいかない原因は、SNSの発信力不足ではありません。
カルテの書き方かもしれないし、初回の問診かもしれないし、既存の患者さんとのコミュニケーション不足かもしれません。
私は、表面上の「バズるSNSテクニック」を教えるコンサルではありません。あなたの鍼灸院が抱える”経営のボトルネック(根本原因)”を一緒に見つけ、解決するお手伝いをしています。
「自分の院のどこがボトルネックなのか、一度客観的に整理してほしい」
「テクニック論ではない、長く愛される治療院を作りたい」
そう思った方は、ぜひ公式LINEからメッセージをください。
LINEで『根本解明希望!』と送っていただければ、あなたの院の現状を一緒に整理させていただきます。
